ウクライナのゼレンスキー大統領がトランプ米大統領との会談の成果なく帰国したことを受けて、EUのカヤ・カラス外務安全保障政策上級代表は自身のXに投稿し、「今日、自由なる世界には（米国に代わる）新たな指導者が必要であり、我々欧州市民はこの課題に立ち向かわなければならないことが完全に明らかになった」と記しました。一方、ロシア安全保障会議のドミトリー・メドベージェフ副議長は1日、カラス氏のこの投稿について、「『自由なる世界のリーダー』の称号は米国から他国に委譲されるべきだが、ここで言う『他者』とはEUではない」と述べました。
メドベージェフ氏はまた、「欧州の指導者らが少々喧噪を起こし、SNSで（カラス氏と）同様の投稿をするだろう」とし、「欧州はアメリカの支援なしでは生き残れない軟弱な口うるさい老婆だ」と罵倒しました。
イーロン・マスク氏「トランプ氏は『肉挽き機』を止めたい」
一方、トランプ氏の側近であるイーロン・マスク氏も、物議を醸す発言をしています。マスク氏は1日、自身のXアカウントに「トランプ氏は肉挽き機を止める停戦の実現のために努力した。ゼレンスキー氏は、この戦争を継続するために資金を受け取りたがっていた」と投稿しました。
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