ハーメネイー師は17日水曜、メッカ巡礼関連儀式を管轄するイラン当局者らとの会談において、「ハッジ(=メッカ巡礼)は、世界的かつ文明的な事柄である。その目的は、ウンマ(=イスラム共同体)の向上、イスラム教徒たちの心の緊密化及び、不信仰・圧制・覇権主義・人型もしくは非人型の偶像に対するウンマの団結にある」と述べました。
続けて、ウンマの団結および覇権主義の悪魔との対峙は、メッカ巡礼の諸目的に数えられるとして、「ハッジがなければ、ウンマは崩壊するだろう」と指摘しました。
そして、「ハッジという大きな集団にいるイスラム教徒たちは、シオニスト政権イスラエルや覇権主義勢力の浸透に対し、自分たちの存在と力を明らかにして、世界で圧制を行う者たちに立ちはだかる」としました。
また、「文明化を主張する国々は、実際には文明のことを何一つ分かっていない。彼らは依然として、黒人・白人やヨーロッパ系・非ヨーロッパ系といった人種にとらわれている。また、一部の人間よりも自分たちの飼うペットの方をよほど大事に思っており、(船で自国を脱出した)移民が相次いで海で溺死した出来事は、そのような事実を示す一例である」と説明しました。
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