(ABNA24.com) フランスの新聞ル・モンドは27日月曜、「人工呼吸機に関する欧州調査ネットワークのデータに基づくと、フランス国内の病院のＩＣＵでの死亡者は、政府の発表よりもはるかに多くなっている」と報じました。
この記事によりますと、フランス政府の発表しているＩＣＵでの死亡者数は、同データの数字のわずか4分の1ということです。
同紙はさらに、「26日日曜だけでも、国内で4682人の新型コロナウイルス感染者がＩＣＵで治療を受けた」としました。
ジェローム・サロモン仏保健総局長は今月17日、「国内病院のＩＣＵに入院している患者数は221人減少した。また、新型コロナウイルス感染者がＩＣＵで亡くなる率は、このウイルスによる死亡者数全体の10％となっている」と発表しています。
ル・モンド紙はこの数字について、「実際のデータが示すよりも非常に少ない」と説明しています。
フランスではこれまでに16万2100人が新型コロナウイルスに感染しており、そのうち2万2856人が亡くなっています。
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