(ABNA24.com) 英紙ガーディアンによりますと、ブラジルの当局者はアマゾン地域にあるマナウス市の墓地管理従業員が、新型コロナウイルスに感染して亡くなった遺体が急増していることから共同埋葬地を設けざるを得なくなっていることを明らかにしました。
この記事によりますと、この従業員は1日に100人の遺体を埋葬していますが、この数字は従来の1日の平均埋葬数の3倍以上だということです。
同国サンパウロ市役所も23日木曜、市内の墓地では1万3000人分の墓が掘られたと発表しました。
ブラジル保健当局は、これまでに同国で約5万3,000人がコロナウイルスに感染しており、3,600人以上が死亡したと発表しています。
こうした中、同国のボルソナロ大統領は先ごろ、新型コロナウイルス対策をめぐる見解の対立から、ルイス・エンリケ・マンデッタ保健相を解任しました。
ここ数週間、感染拡大対策をめぐり、国内での広範囲に及ぶ隔離を訴える保健相と「ちょっとした風邪」と発言し不要論を唱える大統領の間で激しい意見の対立がありました。 ボルソナロ大統領は隔離の実施は不要だとし、経済的にも有害だと考えています。
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