イスラエル軍ラジオによると、ネタニヤフ首相の政策に抗議する2つの文書が14日夜に発表され、これまでに200人以上が署名したということです。
抗議署名のうちの1つはサイバー攻撃部隊出身者によるもので、もう1つはイスラエルの軍事情報機関「アマン」の特殊作戦部隊の退役部員によって作成・署名されたものです。
情報筋はまた、イスラエル軍の医師数百人および、イスラエル諜報機関・モサドの退職者らが署名した、ガザ戦争の終結を要求する抗議書が作成中であることも明らかにしました。人質解放とガザ戦争の終結を求める抗議・嘆願書にはイスラエル軍予備役の医師150名以上のほか、モサド退職者ら250名が署名しています。
これに先立ち、イスラエル軍ラジオは、同政権海軍の現役および元将校ら450人が、戦争の即時終結と人質の解放に向けた努力を求める嘆願書に署名したと報じていました。
イスラエルの軍・治安関係者らが今回の行動に出たのは、戦争の長期化に加えて、特にガザ地区からの人質の解放をはじめとした戦争目的達成の失敗をめぐり、イスラエル軍と治安当局の間で不満が高まっている中でのことです。
イスラエル軍によるネタニヤフ首相への抗議が続いている中、情報筋は15日、ガザ市東部でイスラエル軍兵士数名が死傷したことを明らかにしました。一方、パレスチナ・イスラム聖戦運動の軍事部門であるゴッツ旅団は、同地域でイスラエル軍の狙撃兵1名を狙ったと発表しています。
イスラエルメディアも、ガザ市東部シュジャイヤ地区でイスラエル軍兵士数名が負傷したと伝えました。
この報道によれば、イスラエル軍兵士が現場での作戦中にある建物内で、事前に仕組まれた待ち伏せ攻撃に遭ったということです。
複数の報道によりますと、この攻撃で少なくとも4人のイスラエル兵が負傷した他、一部の情報筋はここ数日で最も深刻な戦争現場事件の一つだとしています。
一方、パレスチナ・イスラム聖戦運動のゴッツ旅団は「抵抗勢力の一つが、ガザ市東部シュジャイヤ地区のアル・マンタル・ヒル基地に駐留していたシオニストの狙撃兵を精密射撃で狙い撃ちし、首尾よく殲滅した」と表明しました。
ここ数日、シュジャイヤ地区では衝突が激化しており、同地区はガザ東部の地上戦の主軸の一つとなっています。
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