15 4月 2025 - 22:04
Source: Parstoday
ハマス幹部「パレスチナ市民の苦痛軽減に向けた提案は歓迎するが、武装解除は交渉の余地なし」

ハマスの幹部の1人、サミ・アブ・ズフリ氏は「我々はパレスチナ市民の苦痛を軽減するあらゆる提案を歓迎するが、イスラエルのネタニヤフ首相が望んでいるのはハマスの降伏だ」と語りました。

 アブ・ズフリ氏はカタール国営衛星通信アルジャジーラとのインタビューで「抵抗勢力の武装解除という要求に交渉の余地はなく、実行されることはない」と断言し、「抵抗組織が武器を保有しているのはイスラエルの占領主義の産物であり、我々の武器は国民とその権利を守るためのものだ」と述べました。

また、イスラエルが停戦合意の第2段階に進むことを拒否して一方的に破棄したことについて、「ネタニヤフ首相はあらゆる停戦合意を破棄に持ち込むため、無理な条件を設定した」とし、 「イスラエルは自らの新しい停戦案の中で戦争終結の保証を一切示しておらず、自らの人質の解放のみを要求している」と批判しました。

アブ・ズフリ氏はその上で、ハマスが人質全員を解放するのは「恒久 停戦およびイスラエル軍のガザ完全撤退と引き換えだ」としました。

そして、イスラエルが最近エジプトに提示した新たな停戦案の中で、ハマスの武装解除を求めていることについて「ハマスにとって降伏という言葉は存在せず、我々はパレスチナ国民の意志の蹂躙を受け入れない」 「ハマスは降伏せず、白旗を掲げることもなく、占領軍に対してあらゆる圧力手段を行使するだろう」 と述べました。

ハマスは14日の声明で、エジプトから受け取ったイスラエルの停戦案について「責任感を持って検討中」 「必要な協議の終了次第、できるだけ早く回答を提示する」 と発表しています。

その一方で、「いかなる合意にも恒久的な停戦、ガザ地区からの占領軍の完全撤退、人質交換、ガザ復興の本格的なプロセスの開始、ガザ封鎖の終結が盛り込まれている必要がある」とくぎを刺しました。

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