14 4月 2025 - 19:50
Source: Parstoday
イラン最高指導者「敵は他国に依存しないイランにいら立っている」

イラン・イスラム革命最高指導者のハーメネイー師はイラン軍の司令官や幹部らとの会合で、「世界の暴君どもは、自分には最強の兵器を装備することを許可する一方で、他国が国防を促進することは許さない」と語りました。

 ハーメネイー師は13日のこの会合で、「軍には確信、信仰、意志、勇気、そして神への依拠が最大限に存在していなければならない。なぜなら歴史を通して、外見上は完璧な装備を謳いながらも、これらの特質を備えていなかった軍は敗北してきたからだ」と述べました。

また、「軍は国家の防護壁かつ、あらゆる侵略者から国民を守る避難所でもある」とし、国家としての義務履行を目的とした最大限の備えとハード・ソフトの予防措置の継続的な強化を強調するとともに、「国家の発展は、イランに悪意を抱く者たちを苛立たせている」としました。

さらに、「敵を刺激する要素は、イスラム共和国体制のイスラム的かつ独立した存在にある」とし、「敵を過敏にさせるのは我が国の体制たるイスラム共和国という名称ではなく、一国としてイスラム教徒であることや独立性、アイデンティティを持ち、自らの威信のために他国に依存しないことを求める意志こそが、敵を憤慨させている」と語りました。

そして、「悪意ある勢力が憤慨し、彼らがメディアで喧噪を巻き起こしているのは、イランの発展の加速が原因だ」とし、「彼らは自分たちの願望をニュースや現実の出来事として扱っている。しかし、それらは吹聴やプロパガンダに過ぎず、それらに対抗する策を練らなければならない」と述べました。

なお、この会談の冒頭でイラン合同参謀本部のバーゲリー議長は、昨年にイランや地域で発生した出来事に言及し、パレスチナ問題に関する世界規模での覚醒および、イスラエルの犯罪に対しガザとレバノンの市民らが行った歴史に残る抵抗を挙げ、殉教した聖なる戦士と抵抗軍の指揮官たちを称えました。

またイラン軍の計画および措置として、防衛・抑止力の強化、最新鋭の装備と兵器の製造、質の高い多数回の演習の実施、国軍・革命防衛隊の間の完全な連携、国家の進歩と建設への貢献、戦場と外交の完全な相乗効果、今年のスローガン実現に向けた政府との協力を挙げ、「各軍は国民の支持を得て​​万全の準備を整えており、我が国の敵はその邪悪な目的の達成が出来ないことを悔やむだろう」と述べました。

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