10 4月 2025 - 19:43
Source: Parstoday
飢餓・援助活動家の殺害・ジャーナリストの排除:ガザでのイスラエルの3つの戦略

複数の国際機関が共同声明を発表し、イスラエルがガザでの戦争で人命を完全に無視しているとしました。

 国連人道問題調整事務所(OCHA)、ユニセフ、国連プロジェクトサービス機関(UNOPS)、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)、世界食糧計画(WFP)、世界保健機関(WHO)などの国際機関は共同声明を発表し、ガザにおける戦争は人命に対する明白で完全な無関心を示していると強調し、「ガザには210万人以上が封鎖状態に置かれており、絶え間ない空爆にさらされる中で、深刻な食糧・医薬品・住居の不足に苦しんでいる」と指摘しました。

イスラエルの空爆で59人が殉教

パレスチナの医療関係者は、7日だけでイスラエル軍によるガザ地区への空爆で少なくとも59人が殉教、137人が負傷したと発表しました。

また、アルジャジーラは、ガザ西部のデイル・アル=バラフにある住宅への空爆により、さらに9人が殉教したと報じました。これにより、先月18日から始まったイスラエルによる新たな攻撃以降、これまでに1391人が殉教、3434人が負傷しています。

イスラエルの攻撃で1300人の救助隊員が殉教

パレスチナのガザ地区保健省は7日、2023年10月のイスラエル軍によるガザへの侵略開始以来、1300人の救急救命要員が同軍の直接攻撃によって殉教したと発表しました。

イスラエル、ジャーナリストへの意図的攻撃を認める

イスラエル軍の報道官は、6日夜にガザ地区南部のハーン・ユーニスで行われた攻撃の主な標的が著名なパレスチナ人記者ハッサン・アスリー氏であったと認めました。この発表は、国際条約に反してジャーナリストや救助隊員が攻撃対象になった計画的な攻撃であることを示しています。

真実の声を封じるためのジャーナリストへの攻撃

パレスチナの各抵抗勢力は7日、それぞれ声明を発表し、イスラエルによるガザ南部ハーン・ユーニスのジャーナリストへの攻撃を戦争犯罪であると批判し、現地の真実を隠すための組織的行為だと非難しました。そして、国際社会に対し、ジャーナリストの保護と占領政権の犯罪を暴くための即時対応を求めました。

イスラエルがガザ市民への飢餓を武器に

イスラエルのベザレル・スモトリッチ財務相は7日、同政権がパレスチナ人に対して飢餓を武器として利用していることを認めました。これに対し、ハマスはスモトリッチ財務相のこの発言に反応し、「極端な占領政権がガザ地区の210万人以上に対して意図的に飢餓政策を行っていることを示す、世界に対する公然たる戦争犯罪の告白である」としました。

ガザでイスラエルのドローンが撃墜

レバノンのニュースサイト「アル=アハド」によると、ガザの「殉教者アブー・アリー・ムスタファ旅団」は、イスラエル軍の最新ドローン「EVO MAX 3」をガザ地区の中部で撃墜したと発表しました。同旅団の発表では、このドローンはスパイ活動と情報収集のために飛行していたとされています。この旅団は6日にも、ガザ北部でイスラエル軍の無人機1機を撃墜したと発表していました。

イスラエルによるレバノン南部への攻撃で4人死傷

レバノン保健省は7日、イスラエルによるレバノン南部のアル=ヒヤーム村とアル=タイバ村への2回の攻撃により、2人が殉教、2人が負傷したと発表した。また、同国南部のベイト・リーフ村で乗用車がイスラエルの無人機に攻撃され、1人のレバノン人市民が負傷しました。

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