パールストゥディによりますと、イエメン武装軍のヤフヤー・サリーウ報道官は22日土曜朝の声明で、「我が軍は被抑圧民の救助および、パレスチナ抵抗勢力への支援という枠組みに基づき、イスラエル占領地ヤッファ地区にあるベン・グリオン空港を弾道ミサイル・パレスチナ2で攻撃した。この作戦は成功し、過去48時間で同空港に対する3回目のミサイル攻撃となった」と述べています。
また、全航空会社に対し「ベン・グリオン空港はもはや安全な輸送拠点ではなくなっており、この状況は今後も続くだろう」と警告しました。さらに、「我が国の空軍は再び、アメリカの空母ハリー・トルーマン所属の多数の軍艦に対して攻撃用無人機を使った作戦を行った」と発表しています。
イエメン軍の無人機部隊は、同国に対する米国の侵略への報復として、6日連続で複数の無人機により米空母「ハリー・トルーマン」を攻撃しました。
今月18日にイスラエル政権が新たにガザ地区を侵略したことを受け、イエメン軍はパレスチナを支援する形で、米国の対イエメン侵略に対抗するため、イスラエル占領地への攻撃を再開しました。
イスラエル占領地では、イエメンからのミサイル攻撃を受け、複数の爆発音が聞かれたということです。
シオニスト筋によりますと、イエメンのミサイル攻撃を受けてイスラエル占領地、聖地ベイトルモガッダス・エルサレム、ヨルダン川西岸各地のシオニスト入植地の中心部全域で警報サイレンが鳴りました。特に、占領地内の重要都市テルアビブにあるベン・グリオン空港は閉鎖され、数千人ものシオニスト入植者がシェルターに避難しています。
イスラエル占領地内戦線司令部も、「ミサイルの着弾地点を特定するための調査が開始された」と表明しました。さらに、イスラエルのラジオ放送も、発射されたミサイルを迎撃するため同政権軍の防衛システムが作動した事実を認めています。
一方、米国と英国はイスラエルに肩入れする形で、今月15日にイエメン国内の住宅地や民間施設を標的とした空爆を開始しました。
アメリカの戦闘機は、イエメン北西部サアダ州西部地区を爆撃しましたが、この攻撃による被害や死傷者の可能性についての報告は発表されていません。さらに、現地時間の今月20日夕方には、イエメン西部フダイダ州が米軍戦闘機に爆撃されています。
米軍司令官、イエメンの軍事力を認める
この文脈で、アメリカのジョセフ・ヴォーテル司令官は、イエメン軍に対しアメリカ軍が無力であり歯が立たない事実を認め、「イエメンは多大な資源を有し、単に彼らの軍事力を狙うだけでは不十分だ。イエメンはサウジアラビアとの戦争で大きな能力をつけており、自国の資源と資産を守る方法を学んだ」とコメントしました。
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