台湾が米国からの武器追加輸入を決定、米によるテロ組織指定に対するイエメン最高政治評議会の反応、億万長者が牛耳るトランプ米政権、イラク政府による自国領土からのトルコ軍撤退要請、そして西側諸国によるIAEAの政治的悪用に対するイランの批判など、イランや世界のニュースをお伝えします。
パナマ大統領「トランプ氏は虚言者」
パナマのホセ・ラウル・ムリーノ大統領は5日、自身のXでパナマ運河管理権の返還手続きが始まったとするトランプ米大統領の発言を否定し、「トランプ氏はまた嘘をついている。パナマ運河は返還途上にはない」と反論しました。
在ウィーン国際機関イラン常駐代表「英仏独は制裁を再発動させる立場にない」
在オーストリア・ウィーン国際機関イラン常駐代表を務めるモフセン・ナズィーリーアスル氏は、IAEAを政治目的で悪用しているとして西側諸国を批判し、イランの平和的核開発計画に関する包括的な報告書の提出要求には法的根拠が全くないことを強調しました。ナズィーリーアスル氏は5日のIAEA理事会の会合で、欧州トロイカと呼ばれる英仏独が国連決議2231号と核合意に違反していることも強調し、「欧州トロイカには法的にも倫理的にも、対イラン制裁の復活につながるトリガーメカニズムを作動させる立場にない」と述べました。
イエメン「我々をテロリスト呼ばわりすることは無意味、ガザの方が重要」
イエメン最高政治評議会のメンバーの1人、ムハンマド・アリ・アル・フーシ氏は、米国がイエメン実効支配勢力のアンサーロッラーをテロ組織に指定したことについて、「テロリズムという用語は米国に当てはまるものである一方、ガザを支援するイエメンの活動は完全に合法である」と強調しました。さらに、「ガザ支援提供への阻止や停戦合意の機能を妨害することは、アメリカによるテロ行為である」と述べました。
サンダース米上院議員「トランプ政権は億万長者と富裕層に囲まれている」
米上院議員のバーニー・サンダース氏は、4日のトランプ大統領の施政方針演説について、国民に「一握りの嘘」を吹き込んだとコメントしました。また、「トランプ政権は億万長者や富裕層に囲まれており、一般市民や労働者階級に注意を払っていない」と批判しました。
台湾、米国からの武器追加輸入を決定
台湾の外交部次長(外務次官)は、安全保障の強化を目的に米国から武器を追加輸入する計画を明らかにしました。
イラク高官「PKKやトルコ軍はイラク領から撤退を」
イラク国家安全保障顧問を務めるカスィム・アル・アラジー氏は5日、トルコ軍とそれに対立する武装組織「クルド労働者党(PKK)」に対し、トルコ政府・PKK間の和平案が成功裏に実施された場合にはイラク北部から双方とも撤退するよう求めました。アラジー氏はフランス通信の取材に対し、「我々は、PKKやトルコ軍が我が国の領土内にいることを望まない」と述べました。
南アフリカ「ガザ支援搬入禁止は国際法違反」
南アフリカ外務省は声明で、イスラエルが人道支援物資のガザ搬入を阻止し、国境検問所を閉鎖したことを国際人道法違反だとして非難しました。
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