5 3月 2025 - 23:00
Source: Parstoday
イエメンで米軍ドローンが撃墜か/イエメンが米主導連合軍への報復準備

アメリカはサウジアラビアとUAEアラブ首長国連邦を通じて、傭兵部隊と自らの同盟軍を率い、イエメンでの軍事衝突を激化させています。

 イエメンの報道各社は4日、米軍のMQ-9型ドローンがイエメン西部フダイダ州沖で撃墜されたと報じました。このニュースの詳細はまだ発表されていません。しかし、米政府は以前、自国の戦闘機が先月19日にイエメンの地対空ミサイル・SAMによる攻撃を受けたと発表しています。

アメリカは、アンサーロッラーによるSAMミサイルの使用を、地域におけるイエメンと米国の対立における重要な転換点と見なしています。米側によれば、これはアンサーロッラーの軍事力とその他の可能性の大幅な向上を示すとともに、これにより同組織は地域・世界の大国それぞれに強いメッセージを発信して、自分たちが単なる地域的な革命運動ではなく、抑止力と対決力の両方を備えた地域大国であることを強調しようとしているとされています。

米の対イエメン計画

先週、イエメンの情報筋は「アメリカはサウジアラビアとUAEを通じて、自国と関係のある軍や傭兵部隊を率いてイエメンとの軍事衝突を激化させている。こうした中で、イエメンは自国領土に対する侵略や挑発行為の全てに対し警告を発しており、サウジとUAEによるイエメンへの侵略はいずれも逆効果に終わると強調している」と伝えました。

イエメン最高政治評議会メンバー「米国の威嚇など眼中にない」

イエメンの最高政治評議会メンバーであるモハンメド・アリ・フーシ氏は先週、「我々はトランプ米大統領に告げる。我々は自分たちの武器と信仰の力で平和を達成するつもりであり、あなたのことなど恐れていない」と述べました。同氏はさらに「あなた方が我々への威嚇に使っている武器は、我が国に対する侵攻・爆撃の初日のものと何ら変わっていない」と明言しました。

イエメン幹部が米・イスラエルに警告

イエメンの実効支配勢力アンサーロッラーのヘザム・アル・アサド政治局員は2日、「イエメンはまだ引き金から手を放していない」とし、アメリカやイスラエルに対し、ガザに対するあらゆる戦争の再開について警告しました。同氏はさらに、「もし敵がガザ地区に対する戦争を再開しようとするなら、我々は全面戦争に向かう用意がある。もしアメリカがイスラエルへの肩入れや、ガザの我々の同胞に対する侵略への幇助、対イエメン侵略を実行しようとすれば、我々は地域で米の利益を標的とするだろう」とけん制しました。

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