2 2月 2025 - 11:29
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一橋大名誉教授の鵜飼哲(さとし)さん(69)=松本市=の講演会が9日、長野市の県立長野図書館で開かれる。演題は「歴史的類似性から読み解く―ガザ・ウクライナ・満州―」。信州が都道府県別で全国最多の約3万3千人を送り出した満蒙開拓とパレスチナ問題の関わりから、イスラエルによるガザ侵攻を身近に考える。無料、申し込み不要。
鵜飼さんの専門はフランス文学・思想。ガザ侵攻の即時停戦を訴えて2023年に発足した「中東研究者有志」の呼びかけ人の一人。昨年には、シオニズムを批判するカナダ在住のユダヤ人、ヤコヴ・ラブキン・モントリオール大教授の文章を訳した「イスラエルとパレスチナ」(岩波ブックレット)を出版した。