アラーグチー外相はイラン革命防衛隊総司令部の司令官・職員らとの会談で、先月イスラエルがイラン領内を攻撃したことについて、「イランはこの攻撃が新しいもので、報復する権利を発生させるものであると国際社会に正式に表明している」と述べました。
また、イランによる3度目のイスラエル攻撃の時期については、「この1年、イランは非常に聡明に行動し、感情的な決断はしてこなかった。3度目の報復についてもそうだ」と語りました。
アラーグチー氏はまた、「戦争を防ぐのは戦争に対する備えだ」とし、「脅しをかける敵は、こちらが弱みを見せた隙を狙って行動を仕掛けてくる。それゆえ、戦時には強く毅然とあることが重要だ」と述べました。
そして、「武力と外交は一体であり、切っても切ることはできない」「外交とは力を背景にして効力を発揮する。力なくして外交は成り立たない」と述べました。
イランは今年4月と10月の2回にわたってイスラエルに報復攻撃を行い、侵略者への懲罰と自国領土の防衛に関して断固とした姿勢をとることを全世界に示しました。イランのこうした姿勢は、イスラエルやそれを支援する西側諸国による緊張激化を抑止する上で大きな役割を果たしています。
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