ABNA24 : ライースィー大統領は19日土曜、マクロン大統領との電話会談において、イラン協議団が真剣にウィーン協議の推進にあたっているとして、「イランは、協議期間を通して建設的な提案を示している。また、相手側の提案について、どれだけイラン国民の利益と合致しているかに基づき検討している」と述べました。
続けて、「政治的圧力および主張は、イラン国民に対する圧力のてこを維持する目的で提示されており、合意成立の展望を見えづらくしている」としました。
また、「ウィーン協議での合意はいかなるものであれ、諸制裁の解除、効果的保証の提示、政治的問題や主張の終了が含まれていなければならない」と強調しました。
そして、イランがIAEA国際原子力機関とこれまでに連絡を取り合い、IAEAがイラン核活動の平和性を確認したとする複数の報告書を提出していることは、一部諸国の主張内容が虚偽であることを証明しているとして、「イランは自身の善意をはっきりさせるため、常にIAEAとの専門的な協力を強調してきた」と述べました。
マクロン大統領もこの電話会談で、「ウィーン協議では良い進展が見られている。我々はこの協議ができるだけ早く良い結果にたどりつくことを望んでいる」と述べました。
一方、ライースィー大統領は、イランがイラクやシリアに協力してテロとの戦いで果たしている活動的な役割についても触れ、「故ソレイマーニー司令官を中心としたイランの効果的なテロリスト対策がなかったならば、テロ組織ISISは今日、欧州にまで広がっていただろう」と指摘しました。
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