ABNA24 : イルナー通信によりますと、アーレフ大使はこれに先立ち、本国パレスチナ自治政府のマーリキー外相より、諮問のため召還されていました。
パレスチナ自治政府は11日金曜夜、バーレーンとイスラエルの関係正常化を受け、バーレーン政府関係者のこの措置を強く非難するとともに、これをパレスチナの理念や聖地ベイトルモガッダス・エルサレム、アクサーモスクに対する背信行為だとしています。
また、バーレーンのハリーファ政権に対し、直ちにこの措置を撤回するよう求めていました。
パレスチナ・ガザ地区の住民らも同日夜、同地区デイル・アルバラフ市中心部に集結し、ハリーファ・バーレーン国王の肖像画を焼却し、同国とイスラエルの関係正常化を非難するとともに、これをパレスチナの理念への裏切り(理念を背後から突くような裏切り行為)だとしています。
アメリカ、イスラエル、バーレーンは11日金曜夜、共同声明を出し、バーレーンとイスラエルが関係正常化で合意したことを発表しました。この合意は、イスラム世界の大規模な反対に遭遇しています。
先月13日にも、トランプ米大統領の働きかけで、UAEアラブ首長国連邦とイスラエルが関係正常化に踏み切っていますが、この合意もイスラム世界から大きな非難を浴びました。
イスラエルはこれまで長年にわたり、パレスチナ人を弾圧してアラブ・イスラム圏の広範囲な地域に触手を伸ばしています。
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