大量虐殺者たるシオニスト政権イスラエルは、アメリカやイギリスから軍事的・外交的支援を受けながら、昨年10月7日よりガザへの攻撃を開始しました。様々な禁止兵器も使用されるこれらの攻撃によりガザが受けた破壊や殺戮の規模は、各メディアを通じ伝えられている規模よりもはるかに大きいとされています。
さらにシオニスト政権は、ジャーナリストや報道機関が入る建物を攻撃する、外国人ジャーナリストのガザ立ち入りを阻むなどの方法で、同地区で行う大量虐殺の事実が報じられないようにしています。
イスラエル政権がガザでパレスチナ人大量虐殺のために取る方法には、同地区の完全封鎖による食料・医薬品搬入の阻止も挙げられます。身を守る術を持たないガザ住民は、この方法により飢餓の危機に直面し、ひどく苦しめられています。
ガザでの飢餓拡大についてはこれまでにも、国連、WFP・世界食糧計画、WHO・世界保健機関、国境なき医師団パレスチナ、国際人権NGOのアムネスティ・インターナショナルなど、多くの国際的な機関や組織が警告を発しています。
パレスチナの通信社であるQNNゴドス・ニュースネットワークは、これに関連して、パレスチナ人家庭がガザで起きている飢餓のために、傷んだり乾ききったパンを集め、何とか食べられるようにして飢えをしのいでいる様子を、映像とともに伝えています。
このような状況の中、国連安全保障理事会の非常任理事国であるアルジェリアは、ガザでの即時停戦を求める決議案を採決するため、20日火曜に会合を開くよう要請しました。
安保理内のアラブ諸国も声明で、ガザでの停戦確立を目指すこの決議案への支持を表明しながら、「パレスチナ人殺害の阻止に向けて、あらゆる努力を互いに関連付けていく必要がある」とし、ガザ戦争を終結させるような安保理の断固とした対応を呼びかけました。
しかしこの決議案は、15カ国のうち13カ国の賛成を集めながらも、アメリカが拒否権を行使したために否決されました。
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