IRIB通信によりますと、マレーシア、インドネシア、タイの中央銀行総裁らは、インドネシアの首都ジャカルタで行われたASEAN財務相会合の傍ら、この組織の貿易市場で地域通貨を使用する協定に署名することで、公式に同市場でのドルの使用に終止符を打つことになりました。
インドネシア中央銀行のワルジヨ総裁は、マレーシア、インドネシア、タイの間の貿易からのドルの完全な排除を目的とした現地通貨の使用が、今回の協定締結により実用化されるとしました。
また、マレーシア中央銀行のアブドゥル・ラシード・ガフォール総裁は、「今回の合意に基づき、今後、マレーシアとインドネシア間の商取引はマレーシアの通貨リンギットまたはインドネシアのルピアで決済され、わが国とタイの間の取引もルピアまたはタイの通貨バーツで決済・支払いが行われる」と述べています。