フランスのパリ郊外で今年6月27日、警察が交通取り締まりに従わなかった17歳のアルジェリア系少年を射殺したことを受け、怒った人々が抗議デモを実施しました。デモはその後、パリ郊外に留まらずフランス全土に拡大し、政府関係の建物や車両が放火されるなどしました。イルナー通信によりますと、フランスのデュポン=モレッティ法相は29日火曜、これらの抗議デモに関連して国内で約2000人が裁判所の判決を受けたと発表しました。
その上で、「裁判を受けた2107人のうち、1989人が有罪となり、1789人が懲役刑に処された」と説明しました。
複数の報道によれば、このフランスの抗議デモで逮捕された人々の平均年齢はわずか17歳だったということです。