トゥル弁務官はスイス・ジュネーブで行われたインタビューで、英国の移民関連法案について、「難民申請を阻むものだ」として英国政府に対して懸念を表明しました。
トゥル氏は、同法について国連人権理事会も4月に懸念を表明していると述べました。
また米国の移民関連新法についても、米国への難民申請を極めて難しくするものとの認識を示しました。
スナク英首相は、英仏海峡から渡ってくる難民の流入を阻止することを優先課題としており、そのための法案が4月に議会下院で成立しました。
同法案が上院でも可決・成立した場合、不法移民を迅速に逮捕・送還することが可能になるほか、ルワンダなど「安全」とされる第3国への移送も可能になります。
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