イランと中国はこの数年間、「政治・経済」、「安全保障・防衛」、「地政学・戦略」の3つの大枠において関係を拡大しており、25ヵ年戦略文書への署名はこの関係を補完する重要な一歩となりました。
このような流れのもとに、ライースィー大統領は今回、習近平国家主席の公式招待により経済・政治高等使節団を率いて中国訪問を行いました。
国際通信イランプレスによりますと、ライースィー大統領は中国訪問2日目となる15日水曜、中国の経済大手企業数十社の代表者らを前に、「今回の訪問中に行われた協議は非常にプラスのものだった」として、両国の企業に対し、このようにして作り出された適切な可能性を利用しながら協力拡大に向けて大きく前進するよう求めました。
続けて、「両国それぞれに、まだ開発されていない多くの可能性がある。私と国家主席は、これまで以上に協力レベルを上げられるようにそれらの可能性を利用することを強調した」と述べました。
また、両国首脳が一極主義への対峙に共同で取り組むことで合意したことに言及し、イランと中国という2つの偉大な文明の持つ経済的、社会的、文化的可能性を説明しながら、 「イランは中国を信頼できる貿易相手と考えており、イランの発展においてニ国間協力の可能性を活用できると確信している」としました。
そして、イランのまれな経済的・地政学的可能性と、中央アジア、コーカサス、ヨーロッパとの貿易にイランが果たしている非常に重要な役割に触れ、「中国企業はこれらの可能性を、貿易や投資のために利用することができる」と指摘しました。
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