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source : ابنا
水曜日

25日 1月 2023年

19:25:39
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イラン外相、「イスラム革命防衛隊めぐる欧州の博打は米の二の舞」

イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相が、カタール衛星通信アルジャジーラのウェブサイトに寄せたコラムにおいて、「わが国のイスラム革命防衛隊に関する欧州の博打は、米国の失敗の二の舞になる」としました。

欧州議会は今月18日、EUが指定するテロ組織のリストにイスラム革命防衛隊を加えることを決定しました。

もっとも、この決定は命令ではなく、あくまでも要請という形になっています。

アミールアブドッラーヒヤーン外相は、今回のコラムにおいて、「欧州の(イスラム革命防衛隊をテロ指定するという)博打は、イランの公的軍事力に対して米国が失敗した経験と同じ轍を踏むようなもので、多くの原因により自分たちに跳ね返り、その結果起きる可能性のある事柄は、想像を超えるものになるだろう」としました。

さらに、「欧州の人々が様々なテロ組織に加わろうと、続々と西アジアへ向っていったのと同じ時、イスラム革命防衛隊は、イラクおよびシリアの政府から要請を受け、彼らのテロとの戦いを親身に助け、ISISなどのテロ組I織が完全に敗北し掃討されるまで、これらの国々の傍らにあり続けた」と説明しました。

その上で、「イスラム革命防衛隊をテロ組織に指定することには、いかなる法的正当性もない。欧州は、このような行動がイランの反応なしに済むと期待することはできない。なぜなら、それはイランの主権に対する攻撃であり、さらに国際法および国連憲章の違反と見なされるからだ」と指摘しました。

また、「我が国はこのような行為を、欧州側による状況悪化の扇動と見なす。こういった類の欧州の措置はイランにとって、欧州を信頼できるか、さらに世界の安全保障問題において欧州は協力を結ぶに値するかを、これまで以上に疑問に感じさせることになる。今回のことはまた、欧州諸国の西アジア地域での利益にも深刻な影響を与えるだろう」と続けました。

そして、「欧州とイランの建設的な協力は、今ある誤解を解く持続する解決策を見つけるために必要とされる、基本的な事柄だ」と強調し、イランは協議などで建設的な対応をするであろうが、欧州の脅迫的行為にもそれと同様に返答するだろうとしました。

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