アミールアブドッラーヒヤーン外相は20日木曜、ツイッターで、ボレルEU外務安全保障政策上級代表との電話会談について明かし、「本日、ボレルEU上級代表への電話連絡で、我々の明確な方針がウクライナの戦争とその激化への反対であることを改めて伝えた」と投稿しました。
また、「ウクライナに対する使用のためにイラン製ミサイルをロシアに提供する、という主張は事実無根である。我々はロシアと防衛協力は行っているが、ウクライナ戦争での使用目的で武器や無人偵察機を送ることは我々の方針ではない」としました。
アメリカはウクライナ戦争の開戦以来、約180億ドル相当の武器をウクライナに送付していながら、ウクライナ戦争でイランがロシアに無人偵察機を提供したとして非難しており、国連安保理は19日水曜夜、非公開の会議を開催しました。
ウクライナ戦争の激化のさなかに開催されたこの会合で、米英仏はイランとロシアに反対する世論操作を続け、またこれら2つの国の団結への恐れから、イラン製無人偵察機がロシアに提供され、ウクライナ戦争で使用されている、との主張を提起しています。
これに対し、イールヴァーニー・イラン国連大使は安保理会合後、ウクライナ戦争で使用される無人機がイランから提供されたものだとする、根拠のない主張を否定しました。
また、「わが国は戦争や紛争に反対である」とし、「1980年代にイラクがイラクに仕掛けた8年間の侵略と戦争を経験した国として、イランは常にウクライナの平和と戦争の即時終結を支持してきた」と語っています。
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