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source : PARSTODAY
土曜日

15日 10月 2022年

21:03:23
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イラン外相、「我が国はウクライナ戦争の両勢力に武器を一切提供していない」

イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相が、ポルトガルのクラヴィーニョ外相との電話会談において、「我が国はウクライナ戦争で使用される武器をいずれの交戦勢力にも一切提供しておらず、今後提供する予定もない」と強調しました。

アミールアブドッラーヒヤーン外相はクラヴィーニョ外相との電話会談で、ウクライナ問題に関し、「危機に関わる当事者をそれぞれ武装させることは、戦争の長期化を招くことになる。これゆえ我々は、ウクライナ、アフガニスタン、シリア、イエメンのいずれの国であれ、戦争が最適な方法だとは決して考えてはこなかったし、今も考えていない」と述べました。

また、米ニューヨークにおける核協議や、イラン原子力庁のエスラーミー長官とIAEA国際原子力機関のグロッシ事務局長との間で建設的な話し合いが行われたことについて説明し、イランに対しIAEAが疑惑を向けている事案を終了させる必要性を強調しました。

続けて、「(イランは)国内西部および東部で、アルカイダ、ジェイショルアドル、ISISなどのテログループに直面している。この数週間のうちに、東西の国境から武器が運び込まれたことが分かっている」と指摘しました。

さらに、「一部の国々は(イランへの)干渉的な発言の中で、暴動やテロリストらの活動を抗議運動だとして、暴徒やテロリストらを挑発するような行動を取り、次のEU理事会会合で決議書採択や制裁発令を自分たちの課題に据えてさえいる。そのような行動が取られた場合、イランは対抗措置を取ることになるだろう」と説明しました。

一方、クラヴィーニョ外相もこの電話会談で、核協議の継続においてイランが見せている姿勢や行動、特にIAEAとのより幅広いやり取りを歓迎しました。

そして、ウクライナでの危機縮小のためにイランに対し協力継続を求め、また、イランの警察や治安部隊を含めた最近の事件での全ての犠牲者の遺族に対し、哀悼の意を示しました。

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