Main Title

source : Parstoday
土曜日

7日 5月 2022年

17:34:20
1255429

イラン外相、「最大限の圧力行使という米の誤った政策が、ウィーン協議での現状を招いた」

アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相が、グテーレス国連事務総長との電話会談で、「最大限の圧力行使というアメリカの誤った政策が、核合意復活を目指すオーストリア・ウィーン協議の現状を招いた」と語りました。

ABNA24 : イルナー通信によりますと、アミールアブドッラーヒヤーン外相とグテーレス事務総長は6日金曜夜、イエメンやアフガニスタン、ウクライナを含む地域・国際情勢や、ウィーン協議に関して意見交換を行っています。

また、EUを通じてイランと米国の間のメッセージ交換が継続されていることを指摘し、現状を招いた原因は最大限の圧力行使という米国の政策にあるとして、米議会の最近の拘束力のない議決を批判し、過去の誤ったアプローチを償い、恒久的で強力かつ公正な合意に達するための、米国政府による現実的な英断​​を求めました。

そして、イエメンでの停戦成立に触れ、停戦の継続が必須だとした上で、人道上の封鎖解除が不可欠だとしています。

さらに、アフガンでの人道状況をきわめて憂慮すべきものだとして、同国での全ての民族の参加する包括的政権の発足の必要性を強調しました。

続けて、アフガンでのテロの増加や、貧困による諸問題に触れ、アメリカにより凍結されているアフガン国民の資産の凍結解除の必要性を訴えています。

ほかにも、ウクライナ戦争への反対を表明するとともに、この戦争の勃発当初からの人道的側面への注目や政治的解決法への集中、戦争回避に向けたイランの政治的努力に触れ、「ウクライナ危機が、アフガンでの人道上の惨状に対する国際社会の注目を遮るものであってはならない」としました。

一方、グテーレス事務総長もこの電話会談で、協議の継続と有益な合意成立を希望するとし、制裁解除を目指してのウィーン協議における政治的イニシアチブの重要性を指摘しました。

また、イエメンでの停戦を支持するイランの建設的な努力と姿勢を称賛しています。

さらに、障害の除去により、イエメン首都サナア空港からの発着便とイエメンの州間往来、そして停戦の継続を希望するとしました。

そして、イラン・サウジアラビア間の協議の継続、並びにこの両国間の通常の外交関係の復活に向けた動きを歓迎しています。

最後に、アフガンでの包括的政権発足の重要性を強調する一方で、多数のアフガン難民受け入れ、人道支援を提供してきたイランの建設的な働きかけに謝意を表明しました。

342/