イルナー通信によりますと、アミールアブドッラーヒヤーン外相とトラス英外相は16日水曜、電話会談を行い、イランとイギリスの関係や国際情勢に関して協議しました。
この電話会談でアミールアブドッラーヒヤーン外相は、偉大なるイラン国民の権利である、過去40年間の英の対イラン負債の支払いを歓迎するとともに、信頼を構築する措置により関係拡大の下地が整うよう希望する、と述べています。
また、「我々はこれまでのどの時期よりも、最終合意に近づいている。だが、恒久的で良好な合意を確実化しうるのは、アメリカが現実的な行動をとり、新たに不当な要求を提起しないことだ。そしてもし、我々の譲れない一線が全て守られるなら、我々は最終合意を結ぶ用意がある」としました。
一方、トラス外相もこの電話会談で、最近のイラン・英関係を喜ばしいものだとし、両国関係のさらなる拡大を求めています。
対イラン制裁の解除を目指しての協議の第8ラウンドは、先月8日にオーストリア・ウィーンで開始され、今月11日に再び小休止に入りました。
イランは責任を受容する国としてこれまでに何度も、核合意に違反したのがアメリカ側であることから、アメリカが制裁解除と責務の完全履行により核合意に復帰すべきであり、しかもアメリカの義務履行状況は検証確認される必要がある、と表明しています。
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