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source : Parstoday
火曜日

22日 2月 2022年

11:04:28
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イランが、ウクライナ情勢の当事者双方の自制を強調

イラン外務省がウクライナ情勢に反応し、当事者の双方に対し自制を求めるとともに、同国での緊張を煽るようなすべての行動を控えるよう呼びかけました。

ABNA24 : ハティーブザーデ・イラン外務省報道官は最新のウクライナ情勢に関して、「我々は、ウクライナ関連の問題を注視している」と語っています。

また、「わが国は、当事者双方に自制を呼びかけるとともに、緊張を煽動する一切の行動を回避すべきだと考えている」と述べました。

そして、すべての当事国に対し平和的な枠組みでの、対話を通じた対立の解消への努力を促すとともに、「残念ながら、アメリカ主導のNATO北大西洋条約機構の挑発行為や干渉により、問題の地域での状況が複雑化している」としています。

ウクライナ東部ドンバス地区はドネツク、ルガンスク両州および、複数のロシア人居住地区で構成されており、この2つの州は2014年にウクライナが西側寄りの政権に交代したあと、一方的に同国からの独立を宣言しました。

最近では、ロシア下院が同国のプーチン大統領へ書簡を送付し、ウクライナのドンバス地区の分離独立を正式に承認するよう求めています。

21日月曜には、ロシア国家安全保障評議会のメンバー全員が、ドネツクおよびルガンスク両州の独立の正式承認に賛成票を投じました。

この会議において、プーチン大統領は、ロシアとしてドネツクおよびルガンスクの両州を正式に承認すると表明し、ロシア大統領府にてこれらの地域の指導者らとの友好・協力協定に調印しました。

この数週間で、ドンバスとして知られるウクライナ東部での衝突や緊張が激化している現状は、この地域に関する抜本的な情勢変化の発生の可能性を大きく高めています。

これらの地域とロシアは歴史、文化、言語、経済面でも大きなつながりがあることから、ロシアはウクライナ政府軍の攻撃に対してこれらの地域を支援しています。

ウクライナ東部での衝突は、ウクライナ東部紛争の解決に向けたミンスク合意の署名により停戦中だったものの、ウクライナの分離独立派と政府軍側の衝突は、以前から常時発生していました。

しかし、この数週間において、ウクライナ・ロシア西部国境、ベラルーシに多数のロシア軍が配備され、アメリカ主導の西側諸国は、ロシアが大規模な対ウクライナ軍事攻撃をもくろんでいると主張しています。

一方、ロシアの政府幹部はこの主張をこれまでに何度も否定しています。

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