Main Title

source : Parstoday
木曜日

10日 2月 2022年

13:37:29
1228155

イラン大統領が岸田首相と電話会談、「米の失敗した政策が協議進展の障壁に」

イラン大統領府のプレスリリースサイトによりますと、ライースィー大統領は9日水曜、日本の岸田首相と電話会談し、両国関係の拡大の必要性を強調しました。

ABNA24 : ライースィー大統領は、日・イの相互間協力・関係レベルの更なる拡大・深化に向けた意向・用意があるとする日本の意向表明を歓迎するとともに、「わが国と日本の両国は、偉大な歴史と文明を有する平和主義国家であり、両国の関係強化はすべての諸国民の利益となる」と述べています。

続けて、「両国関係の強化に向けた力強い歩みを踏み出すことができる」としました。

また、「トランプ前政権時代の米の失敗した政策は、(核関連の)協議進展を阻む障壁となっている」とし、「イランとして核関連の合意とは別に、相互間の利益のために日本をはじめとする他国との協力や関係のレベルを向上させる用意がある」と述べています。

さらに、世界における平和と安定の確立の必要性を強調し、「わが国と日本は、共同協力の強化をもって、地域や世界の安定と平和の拡大に影響力ある役割を果たすことが可能だ」と語っています。

そして、地域における情勢不安の主要因が地域外勢力の内政干渉であるとし、イエメン人同士の対話によるイエメン危機の解決を強調した上で、「圧政的なイエメン封鎖の打開により、防衛手段を持たない同国民の大量殺戮という、サウジアラビア主導アラブ連合軍の犯罪をやめさせる必要がある」と述べています。

一方の岸田首相も今回の電話会談で、イランのイスラム革命勝利43周年記念に祝意を示すとともに、「自分は日本の外相や、日・イ友好議員連盟の会長を務めていた時代に、何度もテヘランを訪問したことがある。そして首相職にある現在、両国の持つ可能性を知る身として、共同協力の可能性の活性化および、協力レベルの拡大を求めている」と述べています。

342/