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source : Parstoday
火曜日

2日 2月 2021年

12:30:21
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航空宇宙分野でのイランの進歩;米制裁への賢明な報復

イラン製の最新衛星打ち上げ機ゾルジェナーフ・Zoljenahが、宇宙空間に打ち上げられました。

ABNA24 : この打ち上げの成功により、衛星打ち上げの分野での研究の重要な一歩が踏み出されました。この宇宙実験の最も重要な成果の1つは、国内で最も強力な固体燃料エンジンの獲得です。

IRIB通信によりますと、イラン国防軍需省宇宙班のホセイニー報道官は1日月曜午後、このプロジェクトの研究・技術分野での特徴に関して、「この衛星打ち上げ用三段式ロケットは、世界の最新の衛星衛星と技術的に競合できる力がある。三段のうち二段には固体推進剤、一段には液体推進剤が使われ、地上500kmの軌道上で最大220kgの衛星を運ぶことができる」と語りました。

イラン・シャヒードベヘシュティ大学の土木工学、水、環境の分野の研究者でもあるホセイニー報道官は、これに関して次のように述べています。

「宇宙技術は最も重要な開発管理手段の1つである。宇宙技術を使用して気候変動のリスクと結果、およびこれらの変化の結果を予測することは、生産分野における持続可能な開発と進歩のための要件の1つだと言える」

現在、航空宇宙科学の分野における国内の科学者の輝かしい進歩により、イランは宇宙科学の分野で世界の上位10カ国に入っています。

昨年、イランは衛星打ち上げ機に焦点を当てることで、衛星打ち上げで重要な一歩を踏み出すことに成功しました。国産衛星を製造し、国内の能力を最大に駆使した後、さらに一歩前進し、衛星打ち上げ機に焦点を当て、完全な衛星サイクルを達成することができました。 

米国からの最大限の制裁と圧力にもかかわらず、科学の進歩と発展に対するイランの決意は、外国の虚言とメディア報道をもってしてもイランの科学的発展の加速プロセスは止まらないことを示しています。

米国とその同盟国は、イランの学術研究衛星の打ち上げさえも、イランのミサイル計画を安全保障上の脅威として吹聴するための口実に利用しました。

しかし、これらの能力は科学的な性質を持っており、イラン国民が進歩・発展を遂げるにふさわしい人々であることを強調しています。

イラン航空宇宙機関のバラーリー長官は各種の制裁を指摘し、「わが国の若者は、これらの制限に関わりなく自らの道を歩み続けることを学んでいる。このため、これらの制裁は決して我々に新たな状況をもたらしていない。あらゆる制限にもかかわらず、イランは宇宙技術の完全なサイクルを獲得した。この技術の完全なサイクルは衛星の設計と建造、打ち上げ、データの受信、そして最後に受信したデータの活用により構成されている」と語りました。

このたびの衛星ゾルジェナーフの打ち上げ成功は、イランの科学的および国内の活動が中断しなかったのみならず、より多くの成功を収めて加速し続けていることをイラン国民の敵に改めて示した形となりました。

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