(ABNA24.com) イルナー通信によりますと、CENTCOMはこの声明でさらに、「イランの艦船11隻が15日、アメリカの戦艦6隻に異常接近し、妨害行為を行った」と主張しています。
この事件が起こったのはペルシャ湾北部ですが、CENTCOMは国際的な慣習や法規に反し、ペルシャ湾という呼称を用いませんでした。
CENTCOMは、今回イランが危険行為に出たと批判を浴びせていますが、その一方で、CENTCOM自体もこれまでの数ヶ月間に何度も、国際法規に反する行動に出ています。
昨年6月20日には、アメリカの偵察用無人機グローバルホークがイラン南部ホルモズガーン州の領空を侵犯し、イランイスラム革命防衛隊対空防衛部隊により撃墜されました。
また、つい最近では、アメリカ海軍のF18戦闘機がイラン領空に接近し、イラン軍対空防衛部隊の警告により、進路変更に追い込まれています。
イランはこれまでに何度も、ペルシャ湾やその入り口にあたるホルモズ海峡での外国の船舶や航空機を監視する権限があるとし、それらがイランの領海や領空を侵犯した場合には、国際法規に従ってそれらに対処する、としています。