フィンランドのエリーナ・ヴァルトネン外相は22日木曜、「イスラエル軍が占領地駐在の外国外交官に発砲した恥ずべき重大事件について説明を求める」と表明しています。
今月21日、フィンランドを含む約30カ国の外交官からなる公式代表団がパレスチナ・ヨルダン川西岸のジェニン難民キャンプを訪問中に、イスラエル軍の銃撃を受けました。
また、この銃撃行為に抗議するため、ポルトガル外務省も自国駐在のイスラエル大使を召喚したと発表しました。
さらに、日本政府も今回の事件を重く見て22日木曜、外務省の船越健裕事務次官がコーヘン駐日イスラエル大使を呼び出して厳重に抗議し、事態の説明と再発防止を求めました。
日本外務省によりますと、岩屋毅外相は同日の参院外交防衛委員会で「このような事案の発生は誠に遺憾で、あってはならない」として強く非難しています。
そしてカナダのアニタ・アナンド外相も同日、「イスラエル大使を呼び出してカナダ外交官4人に対するイスラエル軍の発砲事件について懸念を表明する」と発表しました。
加えて、イタリアも同国首都ローマ駐在のイスラエル大使を召喚し、ヨルダン川西岸ジェニンで発生した出来事の経緯について公式かつ詳細な説明を求めていると報じられています。
このほか、南米ウルグアイ外務省も同日午前にイスラエル大使を呼び出し、「この事件に関する明確な説明」を求めていました。
Your Comment