イランのマスウード・ペゼシュキヤーン大統領が28日月曜、アゼルバイジャン首都バクーを公式訪問した際、両国は協力に関する7つの覚書に調印しており、包括的な戦略計画の策定を強調するとともに、二国間関係の新たな扉を開きました。ペゼシュキヤーン大統領がアゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領に温かく歓迎されたこの訪問は、両国間の歴史的、文化的、家族的な深いつながりを強調し、地域協力の拡大という共通の決意を示した形となっています。
ペゼシュキヤーン大統領はイルハム・アリエフ大統領との共同記者会見で、両国の関係が共通の歴史と文化に根ざしたものだとし、「我々は隣り合って暮らし、互いに支え合い、助け合う隣人のような関係だ。こうした深い絆は、不和分裂を狙うあらゆる企みの前に立ちはだかる障壁となる」と語りました。
また、イランとアゼルバイジャンが持つ文化、宗教、政治上の共通点に言及し、産業、科学、文化、経済、政治、安全保障の分野での協力の枠組みを提供する包括的戦略計画の策定を決定したことを明らかにしました。
さらに今回の訪問では、共同声明に加えて政治協議、交通・運輸、文化交流、保健衛生面での協力、メディア、投資の分野で7つの覚書が調印されています。
ペゼシュキヤーン大統領はさらに、イランとアゼルバイジャンの両国高官の代表団との会合で、両国民間の歴史的、文化的、家族的なつながりに言及し、「こうした絆は、地域協力の拡大に向けた適切な道筋を形成する道を切り開くだろう」とコメントしました。
また、アゼルバイジャン当局者らにイランイスラム革命最高指導者ハーメネイー師からの心温める挨拶を伝えるとともに、「イランは常にアゼルバイジャン国民の権利支持を重視しており、同国内のナゴルノ・カラバフ地域はアゼルバイジャンの不可分の領土の一部であると信じている」と語っています。
そして、「バクーにイラン代表団が来ていることは、イラン・アゼルバイジャン間の絆や団結を強め、結束を拡大するという両国の真剣な決意の表れである」と述べました。
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