アフル・バイト通信(ABNA)によりますと:
イランのイスラム議会は、6月25日(水)に開かれた会議で、IAEAとの協力関係を中断するよう政府に求める法案を賛成210票、反対2票、棄権2票で可決しました。
この法案の優先審議を提案したアリー・ホダリヤン議員は、次のように述べました。
「皆さんご承知の通り、イランの平和的核活動は、シオニスト政権や米国、そして西側諸国によって繰り返し攻撃されています。イランの原子力機関は長年、保障措置の枠組みを超えてIAEAと協力してきました。これは、我が国の核活動があくまで平和的なものであることを示すものです。しかし、IAEAとそのグロッシー事務局長、理事会は、現実とは異なる虚偽の報告を発表し、技術的であるべき判断を政治的に行いました。」
さらにホダリヤン氏は、「彼らはあらゆる査察を実施しましたが、最終的に出されたのは、グロッシー事務局長の虚偽報告に基づいた声明であり、それがシオニスト政権のイラン攻撃を可能にする口実となりました」と強く批判しました。
テヘラン市やレイ市などを代表するホダリヤン議員は続けて、「IAEAとの関係が我が国の利益を保証しない限り、協力を一時停止することが不可欠です」と述べました。
また、「我々は核拡散防止条約(NPT)の第4条に則り、ウラン濃縮の権利を守ろうとしていますが、米国や欧州3カ国はこれを阻止しようとしています。彼らに我が国の内政に干渉する権利はありません」と指摘しました。
さらに、「彼らは我々の核施設を攻撃し、それに沈黙してきました。今になって再び査察を行おうとしているのは、どの施設が損傷したかを把握し、次の攻撃の準備をするためです」と警鐘を鳴らしました。
国家安全保障・外交政策委員会のメンバーでもあるホダリヤン氏は、「我々の主権と領土保全、核施設の安全が国連憲章に基づいて完全に保証されるまでは、IAEAとの協力は停止されるべきです。スパイを送り込み、科学者や核施設を攻撃する相手とは協力できません」と述べました。
法案が可決された直後、議会内では「アッラーフ・アクバル(神は偉大なり)」、「アメリカに死を」、「イスラエルに死を」といったスローガンが響き渡りました。
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