25 2月 2025 - 17:22
イラン外相が人権における二重基準を批判/欧州議会議員「イスラエルは反逆者」:国際ニュース

イランのアラーグチー外相はスイス・ジュネーブで開かれた国連人権理事会会合において、人権の尊重および、人権に関する二重基準や恣意的な姿勢をやめるようを強調しました。

  アラーグチー外相は、国連人権理事会および国連軍縮会議の高官級会合に出席するためジュネーブを訪問しています。アラーグチー外相はこの会合で、人権問題に関して特に西側諸国によるダブルスタンダードが続いていることに遺憾の意を表明し、「人権問題を政治的手段として利用することで、人権理事会と国際機関に対する各国の信頼が低下している」と述べました。また、「イランは豊かな文化と人権における長い歴史を有し、常に国民の個人的・社会的権利の向上に努めてきた。この点について我々は我が国の女性、子ども、少数派の権利を含む人権向上のために幅広い措置を講じてきた」と語りました。

国連安保理、ウクライナ戦争終結決議を採択

国連安全保障理事会が、ウクライナ・ロシア間の戦争の早期終結を求める米国提案の決議を採択しました。この前には、国連総会でも米国が提出した決議案の採決が行われましたが、欧州が決議案の中にウクライナの主権と領土保全などに関する文言を追加したため、米国は自らが提出した決議案について棄権することになりました。

今回の安保理の投票では10カ国が米国の決議に賛成し、5カ国が棄権しましたが、反対した国はありませんでした。ロシアも支持した米国によるこのウクライナ関連決議が安保理で採択された一方で、欧州諸国はウクライナに降伏を迫る計画に強く反対しており、またフランスと英国は今回は拒否権を行使せず棄権しています。

欧州議会議員「イスラエルは反逆者」

アイルランド選出の欧州議会議員リン・ボイラン氏は「欧州はイスラエルに責任を負わせるべきだ。イスラエルの極悪非道な行為は、国際社会がイスラエルに責任を負わせることができなかった結果だ」と述べました。イスラエルは24日、ボイラン氏のパレスチナ入国を阻止しています。

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