ザリアの惨劇から4周年を迎えるにあたり、アフルルバイト(AS)世界協会ナイジェリア支部メンバー“シェイクイブラーヒーム・ザクザキ-師”の好ましくない健康状態が続く中でアフルルバイト(AS)世界協会の会長が参加しての会合が開かれました。
アーヤトッラー レザーラマザーニー氏はこの会合でシェイクザクザキー師への違法拘束、彼と彼の家族そして追従者に対する度重なる人権侵害について語り、国際人権団体にその役割を果たすよう促しました。
24日(火)午後開かれたこの会合の冒頭で、ABNA通信のディレクターは、メディア関係者、記者ら、各メディアの大乗者らを前に、2015年12月、ナイジェリアのザリアにある“バキーヤトゥッラー(AJ)追悼所”、“ダールッ・ラフマト”そして“シェイクイブラーヒーム・ザクザキー師の自宅”で繰り広げられた虐殺惨劇を指摘し、そのなかで多くの死傷者、行方不明者が出たこと、またそれ以来違法に拘束されているシェイク夫妻の状況を語りました。
フッジャトゥルイスラームの“ホセイニー アーレフ氏”はこのように続けました。
「ザリアではその1年前、2014年の世界コッツの日にちなんだ行進が行われた際にも、シーアに対する犯罪が行われた。この2つの事件により、シェイクの子供たち合計6人が殺害された。(殉教者=シャヒードとなった)」
ディレクターは、アフルルバイト(AS)世界協会の会長がこの会合を開催した理由について言及しこの様に語りました。
「今日、あの惨劇から4年の節目を迎えた。シェイクザクザキー師の置かれた厳しい状況、また彼が違法に拘束され続けているが故に、会長が参加する中でこの会合を開催することになりました。彼の声明発表後、記者の方々からの質問にお答えいたします。」
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
アフルルバイト(AS)世界協会会長“アーヤトッラー レザーラマザーニー氏”声明
ナイジェリア/ザリアにおけるシーア派大量虐殺惨劇から4年
フッジャトゥルイスラーム“シェイク・イブラーヒーム・ザクザキー師”違法投獄
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
アフルルバイト(AS)世界協会の会長は、会合の挨拶の冒頭でメディア関係者に対する歓迎の言葉を述べたあと、新時代における協会の戦略を再確認しこのように述べました。
「この時代におけるアフルルバイト(AS)世界協会の戦略は、合理性・精神性・正義・抵抗の4原則に基づいた純粋なイスラムの教えの紹介である。」
アーヤトッラー ラマザーニー氏は「正義と抵抗」」の2原則を強調し続けました。
「一部の人々はイスラムを慈悲の面からのみ紹介する。確かにイスラムの教えには慈悲が根差している。また偉大なる預言者(SAW)は万有への慈悲である。しかしこれは“彼が、傲慢な動きに対して沈黙を通した”という意味ではない。傲慢な動きに対する立場を取り行動することは合理的な流れでありイスラムの教えにおいてもまた、それは当然のこととして存在する。」
彼はまた「イスラム世界の統一が、おおむね備わっていることと。また国際的に認識されていること」をも強調し、このように述べました。
「アフルルバイト(AS)の理念は、世界において最高の形で、グローバルな言語でもって紹介されるべきである。したがって、アフルルバイト(AS)世界協会のこの見解は、国家的または民族的なものではなく、世界的且つグローバルなものである。」
欧州シーア派学者と神学者連合の局長は「われわれの目的は、一部の過敏な人々を喚起するために人々をイスラムに改宗させることではない。」とし、このように強調しました。
「われわれは、イスラムを正確な形で総合的に深く紹介する。その時、望む者が自分の意志で自分の望むものを選択するのである。」
(続きます)
/309