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source : ABNA
月曜日

26日 11月 2018年

18:47:05
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モスクや礼拝への攻撃を許可するとは、一体どんな教えなのだろうか?

当協会が、パキスタンとアフガニスタンでのテロ事件を非難する中で声明発表

アフルルバイト(AS)世界協会が、パキスタンとアフガニスタンにおける最近のテロ攻撃を非難しました。

アフルルバイト(AS)世界協会は、イスラム団結週間中にパキスタンとアフガニスタンで発生したテロ攻撃を非難するとともに声明を発表しました。

 

この声明の一部にはこのようにあります。

「モスク、礼拝、宗教的儀式への攻撃を命ずるタクフィール主義とワッハーブ派のもつ教えとは、一体どんな教えなのだろうか?!」

 

声明の全文は以下の通りです。

慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において

 

وَلَا تَحْسَبَنَّ اللَّهَ غَافِلًا عَمَّا يَعْمَلُ الظَّالِمُونَ إِنَّمَا يُؤَخِّرُهُمْ لِيَوْمٍ تَشْخَصُ فِيهِ الْأَبْصَارُ ﴿ابراهیم-۴۲﴾

不義を行う者を、アッラーは疎かになされると考えてはならない。かれは(恐れのために)目が坐る日まで、かれらに猶予を与えられるだけである。

クルアーン第14章イブラーヒーム章第42節

 慈悲、愛情、平和への誠意、友情溢れる預言者~聖預言者ムハンマド(SAW)~の生誕祭を祝う日々~ムスリム(イスラム教徒)たちの団結週間となるけられた日々~に、吸血鬼のように冷酷なワッハーブ派とタクフィール主義の犯罪者によるこのような野蛮な重罪を目にすることになったことは大変遺憾である。

 

 人類、またムスリム(イスラム教徒)の敵であるタクフィールのテロリストたちは、パキスタンとアフガニスタンにおいて恐ろしい次なる犯罪に手を染めた。人類最後の預言者~慈悲の預言者~尊敬すべきムハンマド・ムスタファー(SAW)と、彼の素晴らしい子孫~シーア派6代目イマーム サーディク(AS)~という2人の偉大なる人物の生誕祭を盛大に祝う幾つかの祝賀式典に人々が参加する中その野蛮な攻撃は行われ、無実の人々の血が流されたのである。

 これらの攻撃のうちのひとつは、パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州オラクザイ地区管区にあるシーア派が多く居住するカラヤ市の金曜市場の会場付近が標的となり、そこはちょうど”アン・ワール・アル・マダーリス”という神学校の門の外に位置し、ムスリム(イスラム教徒)たちが流血で血まみれとなり80人以上が死傷しました。

 

 もう一つの攻撃は、アフガニスタンの首都カーブルにおける神学者たちによる祝賀式典会場が標的となり、神学者らは兄弟愛への連帯を呼びかけながら殉教しました。

犯人のテロリストたちは、反逆者である自分の主人たちの命令により、金曜集団礼拝のためにアフガニスタン東部のホスト州にある同国陸軍基地内のモスクに集まっていた人々の血を流しました。

 

 

「モスク、礼拝、宗教的儀式への攻撃を命ずるタクフィール主義とワッハーブ派のもつ教えとは、一体どんな教えなのだろうか?!」

世界とシオニスト政権と一部アラブ諸国の反動的・反逆的な統治者による脅迫、挑戦と陰謀に直面するイスラム世界の敏感な条件と歴史に留意してみると、世界の傲慢不遜な者たちは、ムスリム(イスラム教徒)間に暴動や分裂を起こしたり、パレスチナ、バーレーン、イエメンとその他のイスラム世界における諸問題を忘却させるために努め、その野蛮な炎を燃え上がらせている。

 

 アフルルバイト(AS)世界協会は、この人権侵害の犯罪を非難するとともに、神を知らないわけではない猛獣たちによる卑劣な犯罪に対する非難、そしてそれに必要となる適切な行動をされますことを、世界の人権団体と気高き国々に、著名な学者、作家とメディア関係者各位に求めます。また、責任ある行動によってこれらの重大な犯罪や猛獣の前に立ちはだかり、このような虐殺の発生を防ぐための対応策に努めていただきたい。

 一方、パキスタンとアフガニスタンの政府には、このような犯罪の繰り返しを防ぐための安全措置と政治的方策を取られることと、犯罪者らに対しては必要な処罰を科され、それを実行されることを期待しています。

 もう一度、傲慢な圧制者とその傭兵に通告する。

「彼らは、世界の全ての人々に憎悪されていることを知るのだ!神は、彼らをこの世と来世の両方において厳しく罰されるであろう。」

 

  

وَسَيَعْلَمُ الَّذِينَ ظَلَمُوا أَيَّ مُنْقَلَبٍ يَنْقَلِبُونَ ﴿227﴾سوره 26: الشعراء 

إِنَّا لِلَّهِ وَإِنَّا إِلَيْهِ رَاجِعُونَ﴿156﴾سوره ۲: البقرة

 

不義を行った者たちは、どんな変り方で、移り変っていくかを、やがて知ることになろう。

(クルアーン第26章 詩人たち章(アッ・シュアラーゥ)227節より)

「本当にわたしたちは、アッラーのもの。かれの御許にわたしたちは帰ります。」

(クルアーン第2章 雌牛章(アル・バカラ)156節より)

 

 

アフルルバイト(AS)世界協会

2018年11月24日

太陰暦 1440年 ラビーユ ル・アッワル(3月)16日

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