ハーメネイー師は、イスラム教徒のラマダン・断食月1日となった7日火曜夕方、聖典クルアーンに親しむ会合で、「精神的、宗教的な安らぎは、クルアーンの教えを知ることによる恩恵のひとつだ」と語りました。
また、世界は現在の状況の中で、いつにも増してクルアーンの教えを必要としているとし、「クルアーンの気高い内容が、現代の言葉によって人々に伝えられれば、間違いなく、その影響は大きなものとなり、人類の真の発展の土台になるだろう。なぜなら、栄誉、力、物質的な福祉、精神的な教え、思想や信条の拡大、喜びや精神的な安定は、クルアーンを実践することにかかっているからだ」と述べました。
さらに、「クルアーンの内容に真剣に耳を傾ければ、現代の、問題に溢れた複雑な騒々しい世界において、必ず、クルアーンの内容の深さとその影響力がますます理解されることだろう」と強調しました。
ハーメネイー師は、現代の世界では信仰、思想、アイデンティティの欠如が見られ、人類はクルアーンの教えを必要としているとし、「信仰の基盤を強化し、クルアーンの教えを人々に伝える方法を知ることで、この内容を世界に広めるべきだ」と述べました。
さらに、「もしこの内容が伝えられれば、クルアーンは世界に大きな影響を与えるものとなり、大国とその武器やシオニスト政権イスラエルは成す術を持たないだろう」と強調しました。