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source : Parstoday
日曜日

7日 4月 2024年

14:30:13
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イスラエルメディアで自政権への批判高まる 「我々に合法性ない」

シオニスト政権イスラエルがパレスチナ・ガザに行う侵略行為が開始より180日を超えて消耗戦と化す中、各ヘブライ語メディアでも同政権の内閣に対する批判が高まっています。

シオニスト政権イスラエルの新聞ハアレツは記事において、「ガザに対する戦争が始まった昨年10月7日からこれまでの6か月に、イスラエル内の状況はさらに悪化している」としました。

続けて、「我々は戦争を終わらせ、パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスの下にいる捕虜を取り戻さなくてはならない」と強調しました。

さらに、「ネタニヤフ現首相は解任されるべきだ」としました。

各ヘブライ語メディアは、報道において、「半年もガザ攻撃が続いているにもかかわらず、事前に宣言した目標は達成できず、この間に捕虜を家に帰すこともハマスを敗北させることもできていない」と強調しました。

さらに、「この戦争を贖わなくてはならないのは、1500人の死者と数十万人の軍予備役である。イスラエルは、事前の目標を達成できる可能性が非常に低いことから、その仕事を見直すべきである」としました。

続けて、「イスラエル内閣が成功していないのは、ガザだけでなく北部戦線でも同様である。地域の状況の解決や、北部を再度イスラエル人が掌握すべくレバノンのシーア派組織ヒズボッラ―を北側に押し返す見通しは、全く立っていない」と指摘しました。

そして、「イスラエルの状況は昨年10月7日からこれまで、どの角度から見ても悪化している。我々は、イスラエルが内部に抱える外交、経済、安全保障、社会、政治といった諸問題の崩壊を、目の当たりにしている。戦争開始から6か月経過した今、イスラエルは自身の正当性をすべて失い、これまでになく孤立し、当局者がさらされる制裁・法的措置も危険な水準になっている」としました。

その上で、「イスラエル当局は、ハマスに圧力をかける毎に彼らが提示する条件の水準が下がるという口実のもとに、交渉の進捗より軍事的圧力を選んできたが、この戦略は失敗した。戦争開始後に死亡した軍兵士は、すでに604人に達している」と強調しました。

これに先立ち、シオニスト政権イスラエルのオルメルト元首相も、ガザ戦争の即時停止および、同地区で拘束されているイスラエル人捕虜の返還を求めながら、「そのようにした場合、イスラエルの得る成果はこの戦争を継続させるよりはるかに大きいものとなる」と説明しました。

また、ネタニヤフ首相が戦争を続けるのはイスラエル人捕虜を救うためではなく、自分自身を救いたいがためだと指摘して、「この戦争がネタニヤフ首相の宣言した目標を達成することは不可能だ」としました。

最新の報告によれば、シオニスト政権イスラエル軍のガザ攻撃により、これまでに3万3000人超のパレスチナ人がj殉教したほか、7万5000人以上が負傷しています。

パレスチナのイギリス委任統治時代の1917年に提唱・計画されたイスラエル政権は、さまざまな国からのユダヤ人のパレスチナ移住を経て1948年に正式に樹立されましたが、同地ではそれ以来、パレスチナ人の虐殺および、彼らが所有する全領土の占領に向けてさまざまな大量殺戮計画が実行されてきました。