ドイツによる大量破壊兵器の製造は広範な規模にわたり、そのことはドイツがシオニスト政権イスラエルにも兵器を提供しているという見立てにもつながっています。特に、昨年10月のガザ戦争勃発以降、ドイツからイスラエルへの武器供与は増加しており、ドイツ政府の優先課題にもなっています。
ドイツ政府は昨年12月、イスラエルへの3億300万ユーロ(3億2300万ドル)相当の武器輸出を承認しました。前年2022年のドイツの武器輸出全体額が3200万ユーロであったことを考えれば、10倍以上にあたる異様な規模です。
SIPRI・ストックホルム国際平和研究所の報告によると、ドイツは近年、イスラエルに1000基以上の戦車用エンジンを輸出しています。
イスラエルが最近、レバノン南部で禁止兵器である白リン弾を使用していることは、ドイツが依然として兵器を提供しているという疑いに拍車をかけています。
イスラエルによる化学兵器使用への懸念が高まる中、非同盟運動は第38回化学兵器禁止条約締約国会議でイスラエルによるガザ攻撃に言及し、パレスチナから出されたイスラエルによる化学兵器使用に関する調査要望を支持しました。