反イラン勢力は、1979年のイラン・イスラム革命によって打倒された旧パフラヴィー王朝の最後の王である故モハンマドレザーの息子・レザーを支持する団体です。
レザー・パフラヴィーの支持者たちは、さまざまなデモ行進でパフラヴィー王朝時代の古いイラン国旗を振り、さらに、シオニスト政権と同政権のネタニヤフ首相への支持も表明しています。
イラン王政復古主義者らが取る攻撃的戦略は、ガザ戦争の開始以降に多くのパレスチナ支援活動家たちを憂慮させており、実際、NUFDI・イラン民主化全国連合などのアメリカの親パフラヴィー・ロビー団体は、パレスチナ支援活動家を威嚇する動きを見せています。
レザー・パフラヴィー支持者がパレスチナ支持者と対立している様は、パレスチナの持つ理念を歴史を通じ支持してきたイランの基本思想からは、大きくかけ離れたものです。
反イラン勢力はまた、イラン国民への厳しい制裁を増加させるなどの、アメリカによる攻撃的な対イラン・アプローチも支持しています。
1979年までイランを統治していたパフラヴィー朝最後の王、モハマドレザー・パフラヴィーは、シオニスト政権イスラエルと友好的な関係を築いき、エネルギーや安全保障面で同政権と協力していたほか、冷戦時代も完全にアメリカ側に与していました。
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