イルナー通信によりますと、アサド大統領は、「米国の各大統領はさまざまな時代において、単に行政上のトップでしかなく、同国の政策は、舞台裏において選挙に勝利した政党が策定してきた」と述べました。
続けて、「米国の選挙においては、ロビー、メディア、金融界要人、銀行家、武器、石油がその（行方を決める）主体である」とし、次回のアメリカ大統領選挙では前大統領のトランプ氏が勝利するだろうと予測しました。
アメリカ大統領選挙は、今年11月5日に予定されています。
アサド大統領はまた、占領下にあるパレスチナ領土の情勢と、大量虐殺者たるシオニスト政権イスラエルがガザ住民に対して行う壊滅的戦争について触れ、「シオニスト政権がガザのパレスチナ人に対して用いる暴力は、ほんのわずかな正当化の余地もない。それは、イスラエル政権が占領者かつ侵略者であるためだ」としました。
そして、「パレスチナ人は、過去75年間にわたり（イスラエル政権に）占領されてきた土地の元々の所有者であるが、彼らは当時から現在まで、常に侵略・殺害の対象とされてきた」と指摘しました。