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source : Parstoday
土曜日

2日 3月 2024年

9:35:58
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ウクライナ戦争から2年、米を戦争継続に掻き立てる要因

ウクライナ戦争が先月24日、開戦2年を迎えました。数日で終わるかと思われたこの戦争は、今では消耗戦と化しています。

多くの国際問題評論家は、ウクライナでの緊張激化を求める勢力の筆頭をアメリカと見なしています。実際、この一大勢力は戦場への武器投入により先の見通しの立たない将来まで緊張状態を持ちこたえさせようとしています。

2022年2月22日にウクライナ戦争が勃発して以来、米当局者らは停戦が議論されるたびに、「戦争が長引く可能性があり、世界は何年も続く可能性のある戦争に備える必要がある」と提起してきました。

第1の理由および、米政府がこの道において追求する利益は、ロシアの弱体化を狙った工作です。米ホワイトハウスは、「この戦争の継続は、ロシア政府がウクライナにおける軍事的脅威の排除、また戦後の欧州の安全保障構造における均衡確立という政治的目標のために多大な人的・物的資源を割り当てなければならないことを意味するだろう」と考えています。

第2の理由としては、米国がエネルギー分野におけるロシア・欧州間の協力遮断に関心があることが指摘できます。この政策は冷戦以来数十年にわたって進展しており、米ジャーナリストのシーモア・ハーシュ氏が暴露したところによれば、ロシアから欧州に天然ガスを移送するノルドストリーム・ガス・パイプラインの妨害行為はCIA・米中央情報局が計画し、米政府が実行したものであって、これに関してはロシア・ヨーロッパ主要経済国間の広範な関係の遮断、というアメリカの長期的戦略と見なすことができます。