ラファ検問所は、人道支援物資をガザに搬入できる唯一の通り道となっており、国際的な支援は、同検問所でイスラエル軍のチェックを受けて初めてガザへの搬入が可能となります。
国連の発表によれば、現在ラファ検問所から搬入される物資はガザ住民のニーズの10%のみだということです。
レバノンのアルマヤディーン・テレビによりますと、世界中がイスラエル政権のラファ地上攻撃について盛んに警告している中、同政権は13日火曜、同地への砲撃を行いました。
報道は、発射された砲弾のうち1発は検問所の外壁に命中し、別の1発は検問所付近にいた数人の子どもを含む人々を負傷させたと伝えています。
ガザ住民の多くは、南端のラファ検問所に近いほど安全だとの考えから、その周囲にテントを張り避難していましたが、占領政権イスラエルのラファ侵攻はそのような中で行われています。
イスラエル政権は現在、ラファへの大規模な地上攻撃を計画しているとされています。
ラファでパレスチナと国境を接しているエジプトは、同地が地上攻撃を受けることで、そこに集まる140万人超のパレスチナ人避難民がエジプト側のシナイ砂漠への避難を余儀なくされるのではないかと懸念しています。
エジプト外務省は今月11日に発表した声明でも、「ラファへの攻撃および、ラファ検問所からガザへの人道支援物資搬入阻止は深刻な事態をもたらす」としていました。
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