ロシア・スプートニク通信によりますと、ラブロフ外相は8日水曜、首都モスクワにある各国大使館幹部らとの会談で、「世界市場でドルやユーロの占める割合は着実に減ってきており、脱ドル化のプロセスには(ロシア主導の)ユーラシア経済連合のような組織や独立国家共同体が参加している」と語りました。
ラブロフ外相はその上で、「西側諸国がロシアに制裁を科す目的は、ロシア市民の間に騒擾や不満をもたらすことが目的だ」とし、「対ロシア制裁によりEUが被った損失は、控えめに見積もっても2500億ユーロにのぼるとみられる」と述べました。
また、アメリカの制裁に関する二重基準について「アメリカは欧州諸国にロシアからの輸入をやめるよう圧力をかけたが、当のアメリカ自身がロシアからウランなど重要な原材料の輸入を続けている」としました。
342/