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source : Parstoday
火曜日

10日 10月 2023年

17:01:24
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イラン最高指導者、「10月7日の嵐は、イスラエルにとって取り返しのつかない敗北」

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、「最近のパレスチナ戦闘員の軍事・諜報活動におけるシオニスト政権イスラエルの敗北は取り返しのつかない大失敗であり、壊滅的な激震に等しい。シオニスト強奪政権が西側の全面的な支援を受けたとしても、この事件で政権の支柱が受けた深刻な打撃が修復される可能性は低いだろう」と語りました。

ハーメネイー師は10日火曜、イラン軍士官学校の卒業式において、このことを表明し、「この壊滅的な嵐の原因は、パレスチナ国民に対する偽りのシオニスト強奪政権の継続的な残虐行為と凶暴さに他ならない」と述べています。

また、「シオニスト政権は、虚言や被害者ぶった芝居でガザへの攻撃と大量虐殺という自らの残忍な素顔を隠したり、また大ぼらを吹くことで、パレスチナ人の若者の勇敢な行動や賢明な策を、パレスチナ人以外が行ったことにすることはできない」としました。

さらに、パレスチナ人の若者が武勇伝を作った今月7日以降は、イスラエルがもはや以前のイスラエルではなくなっていることを強調し、「この大惨事の原因はシオニスト自身の行動にある。それは、暴走と残忍さの限界を超えれば、『嵐』を待たねばならなくなるからだ」と語っています。

加えて、長年にわたるシオニスト占領者の犯罪、特にここ数カ月で増加している彼らの犯罪への対応として、パレスチナ人聖戦士の勇敢かつ自己献身的な行動を列挙し、「最近の事件の犯人は、抑圧されたパレスチナ国民に対していかなる凶悪な行動も辞さなかった強奪政権を牛耳るイスラエル現政府である」と述べました。

続けて、シオニストが牛耳る占領政権の凶悪・醜悪ぶりに触れ、「アメリカとイギリスはこれまで、この偽りの政府ほど圧政的な政府を支持したことがない」としています。

また、イスラエル政府の犯罪行為として、パレスチナ人の成人男女や子供、高齢者の殺害、イスラム教徒の礼拝所であるアクサーモスクへの冒涜、崇拝者の弾圧、武装したシオニスト入植者にパレスチナ人を攻撃させることなどを列挙し、「数千年の歴史を持つ勇敢なパレスチナ国民は、このような残虐行為と犯罪に直面したとき、『嵐』を起こす以外に選択肢はなかっただろう」と語りました。

ハーメネイー師は最後に、邪悪な政権による被害者ぶった偽装、この問題を国際世論に吹き込もうとする世界の覇権主義的なメディアの工作に言及し、「この抑圧は『100%虚偽であり、真実に反するもの』であり、誰もこの悪魔の形相を持った怪物から被害者の像を生み出すことはできない」と結びました。