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source : Parstoday
日曜日

1日 10月 2023年

20:54:46
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イラン外務省報道官がコーランへの再侮辱に反応、「スウェーデン政府は人権の基本原則を順守すべき」

イラン外務省報道官が、「スウェーデン政府に対しては、人権の基本原則を真剣に遵守し、実践的かつ効果的な措置を通じて倫理と宗教の平和的共存の促進に努めるとともに、イスラム教徒の最も明白な要求に責任を持って対応することが求められる」と語りました。

最近、スウェーデン南部マルメにおいて、イラク人難民が警察の許可を得て今回数度目となるイスラム教の聖典コーランに放火するという冒涜行為に走りました。

イルナー通信によりますと、キャンアーニー・イラン外務省報道官はスウェーデンでまたもやコーランが侮辱されたことに反応し、「遺憾ながら、イスラムの神聖に対する不遜行為が、人権の基本原則への侵害として繰り返されている」と述べています。

また、「他者の権利への侵害を阻止することが最も重要な義務とされているスウェーデン警察の目の前で、世界で20億人以上に上るイスラム教徒の権利や価値観に対する憎悪にまみれた行為、侮辱、攻撃が平然と行われている。今回のような醜悪な行動は真実や自由を求める世界市民の記憶から決して消し去られることはない」としました。

さらに、「イランの視点からすれば、聖コーランへの攻撃を非難するという行動を伴わないスウェーデン当局の主張は不十分だ」と語っています。

スウェーデンで数回にわたり発生した聖コーランの冒涜を受けて、イランは新スウェーデン大使を受け入れず、また赴任予定だったイラン大使も、スウェーデン政府がこの問題に関するアプローチを変更するまで出国を止められることになりました。

これに先立ち、イランは駐テヘラン元スウェーデン大使と臨時代理大使を外務省に召喚し、この醜悪な行為に対して厳重に抗議していました。

最近、米ニューヨークでの第78回国連総会の傍ら、スウェーデンのトビアス・ビルストロム外相はニューヨークでアミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相と会談しました。

アミールアブドッラーヒヤーン外相はこの会談でビルストロム外相に対し、スウェーデン国内で再びコーランが侮辱されたことにより、世界の20億人ものイスラム教徒の感情が逆なでされたと指摘し、「20億人のイスラム教徒の価値観を無視してまでスウェーデンの価値観を守るなどと言う行為は容認できない」と述べています。