シリア大統領「米はテロリストと協力」

アサド大統領は、29日に放送されたCCTV・中国中央電視台のインタビューで、「シリア内戦は終わっておらず、我々は今なお戦禍の最中にいる。しかし、シリア国民は力強く、戦争が終わり、封鎖が解かれた暁には、国を再建していくだろう」と述べました。

その上で、「テロリストらが占拠するシリア北東部は、まさに米軍が君臨している地域だ。つまり、問題は（米軍による原油や穀物などの）略奪だけではなく、それらをテロリストらと分け合っていることだ。そのことが、米国がテロリストと協力しているという第2の問題を生み出している」と語りました。

アサド氏はまた、経済状況に起因するシリア国民の生活難について、「復興が実現すれば、シリアには明るい未来が待っているだろう。内戦前のシリアは、制裁を受ける国としては異例の7％の経済成長を達成していた。それゆえ、停戦と国の復興が進めば、シリアは内戦前よりもはるかに良い国なると確信を持って言うことができる」としました。