イルナー通信によりますと、ゼルンスキー大統領は、同国の首都キエフでNATO・北大西洋条約機構のストルテンベルグ事務総長との会談後、共同記者会見を行い、「我々の諜報機関の報告によれば、現時点でイランのミサイルはまだロシアに提供されていない」と述べました。
この数ヶ月、欧米は、イランから無人機や武器がロシアに送られたと主張していますが、イラン側は、そうした主張は全く根拠のないものだとしています。
イラン外務省のアミールアブドッラーヒヤーン外相は、イランはウクライナ戦争の終結及び、ロシア・ウクライナ両国の協議への復帰を求めると強調し、｢イランがロシアに供与した無人機は、ウクライナ戦争が勃発する数ヶ月前によるものである。しかし、ロシアがこれらの無人機をウクライナ戦争で使用したことが証明されれば、必ず対応する」と語りました。
これ以前に、イラン外務省のキャンアーニー報道官も、この問題に関して、「わが国は、ウクライナ戦争での使用を目的としてロシアに無人機を供与したとする一部の報道を根拠のないものとして否認する」と語っていました。
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