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source : Parstoday
火曜日

8日 8月 2023年

18:19:31
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中国経済に新たな打撃、7月の輸出は14%減

中国の去る7月の輸出は、世界の需要の減退を背景に過去3年以上で最大の落ち込みを記録しました。

CNNによりますと、中国税関総署が8日火曜に発表した7月の貿易統計(ドル建て)では、輸出は前年同月比で14.5%減少しました。これは2020年3月以降で最大の下落幅となります。当時は新型コロナウイルスの第1波が、中国の貿易と生産に打撃を与えていました。

中国の輸出が減少するのは3カ月連続でのことです。

中国政府は一段の圧力の下、経済の再活性化に向けた方途を探る必要に迫られています。

調査会社キャピタル・エコノミクスのアナリストの見解では、大幅な減少は昨年7月の高い数字と低い価格とを反映しているということです。

一方で、季節性の影響と輸出価格の変動を説明した後、アナリストらは7月の輸出量について前月比では0.9%しか減少していないとの推測を示しました。

しかし輸出は向こう数カ月で一段と落ち込むことが予想されるとされ、世界的な製品の需要はパンデミック(世界的大流行)によるひずみの緩和に伴い低下しているということです。一方で、金融引き締めは消費者支出を圧迫しています。

アナリストらはまた、「先進国の消費者支出の短期的な見通しは、依然として厳しい。多くの国がまだリセッション(景気後退)のリスクを抱えているからだ。たとえ軽微なものであっても、今年にかけてそうしたリスクは存在する」との見解を示しました。

なお、今年1~7月の中国の輸出は前年同期比で5%落ち込んでおり、とりわけ最大の貿易相手国である米国への輸出は、13%減少しています。

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