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source : Parstoday
水曜日

2日 8月 2023年

11:54:43
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ロシア、「穀物合意に復帰する用意あり」

ロシアのペスコフ大統領府報道官が、「我が国は、黒海を通じたウクライナおよびロシアの生産品の輸出を促進するため、穀物合意に復帰する用意がある」としました。

穀物回廊に関するこの合意は、ロシアとウクライナの戦争が穀物を中心にその輸入国や世界の食料価格に与えている影響を軽減する目的で、トルコと国連のイニシアチブのもと、約1年前の2022年7月22日、同国イスタンブールで署名されました。

この合意は、2ヶ月間の延長が3回続けて行われましたが、ロシアは自国の条件が満たされていないとして、さらなる延長に同意しませんでした。

イルナー通信が2日水曜、報じたところによりますと、ペスコフ報道官は、「我が国の条件が満たされれば、直ちに穀物合意に復帰する用意がある」と強調しました。

これに先立ち、米国のトーマスグリーンフィールド国連大使は、「(ロシアが穀物合意へ)復帰することに関心があるかもしれないという兆候を確認している」と述べていました。

一方、ロシアのプーチン大統領は先週、大統領府のウェブサイトに発表された記事において、「穀物合意は人道目的で実施されたものではなく、単に米国とヨーロッパを豊かにするために使われている」と指摘していました。

同大統領はまた、「穀物合意が履行されたこの約1年間、ウクライナからは3280万トンの生産品が輸出されたものの、その70%以上は富裕国に行き、最も貧しいアフリカ諸国に届いた量は、100万トンにも満たなかった」と説明していました。