エナーヤティ大使は、外交関係の復活及び、両国の大使館再開と相手国への外交官派遣に関するイランとサウジの合意に触れ、「我が国とサウジの関係は、地域の平和、安定、独立、対話の文化の強化に重要な結果をもたらす可能性がある」と述べています。
また、「この合意の継続によりイラン、サウジ、およびほかの地域諸国にとっての共通の利益が生まれ、地域外の環境にも利益をもたらすだろう」としました。
さらに、「我が国とサウジの関係は極めて奥深く広範なものだ」とし、「政治、安全保障、経済、通商、運輸、投資、広報、メッカ巡礼、観光、文化的議論、そしてこの両国の関係に照らして定義される要素である」と語っています 。
イランとサウジアラビアは、イラクとオマーンの主催による2年がかりの交渉の後、2023年3月10日、中国・北京で両国の国家安全保障機関当局者らによる数日間の会合と協議を経て、声明を発表し、両国の関係正常化に関する合意成立を明らかにしました。
両国は2016年以来断交していました。
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